2026年新年のご挨拶。
あけましておめでとうございます。
さて新年あけましておめでとうございます。
昨年はクリスマス前からこのサイトを立ち上げまして、ちまちま改修しつつ2025年内には記事を書くこともできてよかったです。
やはりこのサイトの意味として自分の考えをまとめて見れるようにしていくことです。
最初になんとなく書いたように、昨今いろんなSNSや情報発信を巡る事情が変化して言葉尻を掴まれてなにか言われるということが増えています。
そうしたなかでのできる事というのは、常に考え方を発信して自分の考え方の履歴というか歴史というか変遷、それと今のスタンスというのを索引できるようにするっていうのが、いらぬ誤解などを回避できることなのかなと思います。
まぁ昨日までパン派の人が急にご飯派になることも有るけど、それはそれくらいの衝撃があったってことですから、それを素直に伝えればいいのよね。
近年感じるCG分野のAIことがら
CG分野を主軸に活動をしていますが、昨今SIGGRAPHなどの論文もAI活用の領域が圧倒的に強くなってきました。
それはいわゆる生成系AIもそうですし、それ以外の例えばデノイズや高解像度・HDR化に限らずレンダリングの最適化、シームレステクスチャ化、ヘアスタイリング、質感表現、物理挙動の再現など多岐にわたります。
CG分野におけるアートワークな面でも技術的にも先端的な発表の場にある学会(SIGGRAPH)でもそういったペーパーが大半を占める中で意識・無意識に利用しないというのはすでに不可能の領域になってきました。
直接的ではなくても、AIによる副産物でできたツールやアルゴリズムを使用している場合もあるでしょう。
もちろん自分は普段話すのはCG屋というよりはイラストレーターや漫画家、デザイナーなどのグラフィックを制作する方々が多いので、生成AIにまつわる無用な嫌がらせや知的財産(著作権なども含)の横取りや侵害の被害や、嫌悪感などはよく聞き及んでおります。
ただ先に上げた様にそうした嫌がらせや知的財産を侵害していない制作を大きく支援する事柄のAIも、同じAIという言葉が使われているだけで同一視されるのはやはり違うなと思っています。
嘆かわしい出来事
昨年だったと思います。とあるXのポストを見て、とても悲しい気持ちになりました。
ある若いCGアーティスト(多分学生)が上げていたフルCGの動画なんですが、聖堂のような閉鎖空間から一気に外にでて木々が生い茂るというものでした。非常にうまくツールなどを使用して作ったんだろうなというシーンでした。
Blenderで制作されていることが書かれていましたが、これに「生成AIだろ」というリポストがついていました。
正直あまりにも言われのない話だなというのはCGをやってる身からすればそうなのですが、なぜ生成AIとか言われているのだろうかと思い他含めたRPなども含めて読んでみました。
どうやら聖堂のステンドグラスや木々の葉っぱ部分で毎フレームもやもやとした塗り足しがみえ、そこから生成AIだろうという推測でそのようなことを投げかけていたようでした。
これはBlender Cycle’s Renderのようなパストレーシング系レンダラーでレンダリングした場合によくでます。
閉所での間接光しかない収束しないサンプリングノイズ。
葉っぱのような細かな動きをする半透明や反射の大きいオブジェクトが蠢いた際のアンチエイリアシングアーティファクト。
これら落ち着かないノイズをデノイズ処理で丸め込んでる際にでるパカつき現象でした。
ピクセルを補完しつつ塗り足しするという意味では同じですが、これを当時の生成AI動画の不安定さと合わせて言われていたのでした。
正直レンダリング時のサンプル数を大きくしてもこの問題は解決しきれませんし、時間やマシンパワーの都合も合ったでしょう。当人からすればBlender以外にも当たり前に存在する機能のチェックを1つ入れただけの話です。
それで言われる「生成AIですか?」という一言、なんかもうやる気なくなっちゃうよね。
自分のできること
この問題をみて自分がどうすることができるのかはかなり考えました。
一連の出来事から、それが発生する現象自体は正確に言い表し説明することはできるのですが、それを学生のような若い子が言い返せるかというのはかなり難しいと思います。
まだ駆け出しの頃にそうした技術的な事柄を正確に反証のために言うのは、きっと怖いでしょうし、本当に正しいかの自信もでないでしょう。
もちろん見る側にそれだけの技術リテラシーを持ってもらうというのも、無理な話です。自分も技術的ではない部分でしくじった問いかけをしてしまったことはたくさんあります。
こうしたことをそうじゃないと言えるようになれたらいいなと想いつつ、すべての事柄に個別にいうのは不可能です。
そこで公益的な領域で正確な情報を発信して、もしそういったことを言われたらそこのページを貼ったりして「そうじゃないよ。これ読んでみて」と気軽に返せる勉強にもなる場所があったらなと思いました。
すべてを網羅することはできないかもしれないけど、そうした問題を解消する道が今ほぼ無いのは悲しいことです。なので今年はより一層こうしたことに個人的な活動の時間を割けたらなと思っています。
自分の胸に手を当てて、あぁ戒めだと思うことはあります。なのでそうした道をちゃんと整備することもしなければなと。
これ一昨年くらいから身近な人には話してはいたんですが、こうした場所をようやく作れましたし、お話はまだできませんが公益領域にも触れ始めれましたので改めてやっていきしていきたいと思い記事にしました。
最後に
私的な部分を書き出しましたが会社の仕事(3Dスキャンや・テックコンサルや開発)もちゃんとしますよ!
何卒本年もよろしくお願い申し上げます!