タスクになる前のタスク
Countdown Todo

「タスクにならないタスク」を管理したい
たとえば、
- 何時までにこのメールを送る
- この連絡をしないと次の予定に間に合わない
- この内容を書き出しておかないと報告に間に合わない
みたいなものって、やることとしては明確なんだけど、カレンダーの予定として入れるほどではない。でも期限はある。しかも細かいものが連なって出てくる。
こういう「タスクとしては確かにあるけど、予定としては載せづらいもの」をまとめて管理できる場所が欲しい。そんなアプリがあればいいのに、というのはもう何年も前から思っていました。
短期タスクを「時限的」に管理したかった話
こうした期間の短いタスクを時限的に管理したい、という気持ちは期間の短い案件を個々数年連続してやっていたのもあるでしょう。
ここでいう短期タスクというのは、付箋に書くような**「その日限り、その場限りの覚書」**に近いものです。
私は状況によって、1日に5~20個くらいの細かいタスクをさばく必要が出ることがあります。
そういうときは、今までは右側のセカンドモニターに付箋をたくさん貼って管理していました。もちろん画面は付箋で見えなくなりますね。
ただ、そういう作業中は単一の画面でひたすらタスクを処理していくことが多いので、それ自体は大きな問題にはなりませんでした。端に貼っておけば中心は見えるので、フォルダなどの「一時置き場」みたいには十分使えたわけです。
現状の理想的な解決方法は付箋ではあるのですが、書き出す枚数が多いとそれすらも億劫になることはあります。
そこで自分の専用のボードアプリがWebアプリとしてほしいなと思ったのです。
バイブコーディングのテストとして作ろうと思った
今年に入ってから「バイブコーディング」という言葉が出てきました。AI支援を受けながら要件を伝え、基本的にはAIに主体的にコーディングしてもらい、人間は司令官として要件整理と意思決定をする——そういう作り方です。
このバイブコーディングのテストとして、この考え方を反映したアプリを作ってみようと思いました。
構造的にもシンプルで、要件が分かりやすいのは向いているなとも思ったので。
- 時間の次元管理
- タスク管理
- フィルター(今日・明日・全体など)
しかも外部サービス連携が必須ではない。
内部にタスクの構造体を持って、それを時間でカウントダウンして表示するだけで成立する。目的がはっきりしているぶん、要件も複雑になりにくいだろうと思いました。
Countdown_ToDoアプリの概要
名前はそのまま Countdown_ToDo にしました。できることはとてもシンプルで、「タスクごとにカウントダウンできる」ことが中心です。
画面(機能)としてはこんな構成
- 今日のタスク
- 明日のタスク
- 全体(アクティブなタスク一覧)
- 完了済み(戻せる)
- 誤操作や「やっぱり完了してなかった」みたいなケースに対応するため
- 統計
- これまで何個クリアしたか
- どの時間帯にタスク処理が多いか(見える化)
「タスクを入れること自体がタスク」問題
短期タスクって特に「入力すること自体がタスクになる」んですよね。だからこそ、入力のハードルは極限まで下げる必要がある。
中長期の予定はカレンダーに入れる価値があります。忘れると致命的だし、予定がバッティングする可能性も高い。でも「今日いまこの瞬間のタスク」は、基本的にはバッティングしない。問題は、単純に過ぎてしまうことが多い。
だからこのアプリでは、「とりあえず入れておく」「いまやってることをメモしておく」くらいの軽さで扱える構造を目指しました。
週間表示やスケジュール機能について(作ったけど、使い方は分かれた)
外部的な要望もあって、週間のタスク表示も一応用意しました。
- 「今日だったっけ? 明日だったっけ?」みたいな取り違え
- 短期の範囲での管理
こういうのは意外と起きるので、1週間の幅で一覧できる方が便利な場合もある。ただ、カレンダーにするつもりはなかったので、あくまで「あると便利」枠としての実装です。
また、スケジュールとして「今日のルーチン」みたいなタスクも入れられるようにしました。ルーチンを入れておくと、まとめてタスク登録して思い出す、みたいな運用ができるかなと思って作ったのですが、結果的には自分はあまり使いませんでした。「まああってもいいかな」くらいの機能になりました。
公開と、この記事の結論
Countdown_ToDo は一応完成していて、GitHub に公開しています。使ってみたい人はぜひ触ってみてもらえればと思います。
改めて話を立ち戻ると、これは「タスクにならないタスクをどう管理するか?」という問いに対する、自分なりの一つの答えです。
短期タスクを自分でマイクロにマネジメントできるようにすると、状況が佳境で考える余裕がないときでも、目の前の目的をはっきりさせやすくなる。行動指針を作って体を動かしやすくなる。
そして結果として、思考のコストを下げられる。
このブログの大きな主題も「思考コストをどんどん下げていこう」というところなので、こういう話も引き続きしていければと思います。
それでは。